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日経新聞4月10日の「ホンのさわり」という記事。『立てない・座れない・歩けなくなって……』(本の泉社)という本の紹介をしていました。 その本は読んでいないので、とくにコメントするつもりはありません。 ただ、紹介のなかに−−「障害を持つ人同士でも意見の違いがある」「バリアフリーマップを作ろうとしても施設によっては掲載を断られる」などの事実は参考になる。−−という一文があって、この記者の真意はどこにあるんだろうと考えさせられます。 個人的な体験や驚きは、その通りなんでしょう。細かな事例も挙げてのことなんでしょうと推測します。 でも、新聞が、−−など事実が参考になる。−− と書いてしまうのは、あまりにも、オトボケというか、なんというか。 「障害を持つ人同士でも意見の違いがある」はあったり前のことで、たえとば「おなじ学校の保護者でも意見の違いがある」「同じ地域に暮らす住民でも意見の違いがある」という事実がそんなに参考になるかな? 「バリアフリーマップを作ろうとしても施設によっては掲載を断られる」も、あったり前のこと。 地域の、多機能トイレ(障碍者用トイレ、多目的トイレ、だれでもトイレ)の調査をしています。十年ほど前には、障害のある人もない人も楽しめる「タウンガイド」を編集しました。 私たちも、地域の施設(民間含む)に、電話をして、協力依頼を出して、日程調整をして、と丁寧な段階を踏んでいます。公共的な施設なら協力的というわけでもなく…。そうした警戒心は、十年前と今とそんなに変わらない。 マスコミの認識が「参考になる」程度だったら、そっちのほうがびっくりです。 |
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